トリコモナス症にかかると不妊につながるのでしょうか。トリコモナス症の症状、感染ルート、潜伏期間、ペットのトリコモナス症との違いなどをまとめています。また妊娠予定がある場合、治療に使える薬についての注意点について紹介します。
トリコモナス症ってどんな病気?
トリコモナスは原虫が原因で炎症が起きる病気です。
ようするに小さな虫が膣内にいる、という嫌な状況なのです。
このトリコモナスは寄生先の膣を離れた後も水分さえあればしばらく生きています。
私は公共浴場のへりなどに腰掛ける時はしっかり洗い流して座るか、タオルを使うか、座らないでいます。
お風呂用のいすなどもキチンと洗いたい箇所ですね。
あと感染経路として考えられるのが便座や下着の共有、タオルの共有などです。
まったく性行為などの心当たりがない人がかかることもある病気です。
また感染率も高く、5パーセントから10パーセントの人が感染していると考えられています。
身近に存在することが多く、誰もが感染する可能性がありますね。
トリコモナス原虫は尿道などに隠れていて症状が出ないということがあるようです。
感染しても元気で体調が良い時は症状が出ないことがあるので感染した日時がはっきりわかることはできないかもしれません。
女性のトリコモナス症の症状、とにかく痒い、痛い、臭う
トリコモナスの症状がひどくあらわれるようになると「いつもと違う」とはっきりわかります。
とはいっても女性の方にだけ症状が強く現れるようで、男性はあまりはっきりした症状はありません。
女性のトリコモナス症の症状は陰部のかゆみ、痛みです。
痛みは全体的にズーンと痛い、局所的に痛いなど様々です。
一番特徴的なのがおりものの変化です。
おりものが泡立つようなふわっとした感じになります。
おりものの量が目に見えて増えたり、トイレでおりものが大量に出て水に浮いたりすることもあります。
おりものの変化で女性としては人に相談できない変化があります。
トリコモナスに感染すると臭いが強烈になることがあります。
どんな臭いかというと、生臭いような刺激臭でごみのようなにおいになります。
おりものの色は黄色っぽい膿みたいな色になります。
男性の場合、症状が軽く自覚がないことが多いようですが尿道炎や前立腺炎になるなどして自覚することがあります。
尿道炎の場合は膿が出てきたり、おしっこがしみたりしてわかります。
トリコモナスの潜伏期間、治療法、不妊の原因になるの?
トリコモナスの潜伏期間は数週間程度ですが、症状がなく自覚が無いといつ感染したか分からない場合も多いです。
トリコモナスが原因で不妊、ということはほとんど無いと考えられているようですが、炎症が続き慢性化してしまえば卵管などの詰まりを起こすことも考えられます。
炎症を長引かせないことが大切です。日頃から排尿の様子やおりものの変化に注意しておくと変化を見逃さないでしょう。
と言ってもトリコモナスが原因のおりものの臭いは明らかにおかしいので、きっとすぐに気が付くと思います。
もし症状が落ち着いてもキチンとした治療なしではトリコモナス原虫を完全に死滅させられていません。
トリコモナス原虫は体のどこかに潜んでいて、あなたの体が弱った時に突然あらわれるかもしれません。
一度でも思い当る症状があったら検査をおすすめします。
治療は抗トリコモナス剤という飲み薬が一般的です。
膣に薬をいれる膣錠や軟膏などもありますが、感染箇所が広く特定できないと再発することもあるので飲み薬が良いでしょう。
長引かせると完治にも時間がかかることもありますが、抗トリコモナス錠を服用すれば数週間で完治します。
トリコモナスは性病のイメージから病院で検査しずらい
トリコモナスは性行為以外でも感染する病気です。
検査自体は男性は尿から培養、顕微鏡検査、遺伝子検査など
女性も膣の粘液を綿棒でぬぐって培養、顕微鏡検査、遺伝子検査と簡単なものです。
費用も数千円程度です。
しかし未成年者や、性病のイメージの強いトリコモナスの検査に抵抗がある人もいますね。
未成年者の場合は特に疑われることで傷つきやすい年齢なので慎重に検査したいものです。
ペットのトリコモナス症との違い
トリコモナス原虫は数種類存在します。
人間に感染するトリコモナスは、口腔、腸、膣に感染するものがあります。
それぞれ別の種類のトリコモナス原虫で、膣にはトリコモナス原虫がいなくても腸にはいる、ということも考えられます。
腸のトリコモナス原虫が膣に感染することはありません。
それぞれ別の種類の原虫で生息場所が違うため感染が全身に広がることはありません。
ペットにもトリコモナス症があります。
ペットの下痢を引き起こすもので便を介して感染が広がっていきます。
この腸に住み着くトリコモナス原虫は人間にも感染します。
しかし膣トリコモナス原虫とは違う種類なので膣に症状が出ることはありません。
ペットから感染した場合は下痢などの症状があらわれる腸に住むトリコモナス原虫の仕業です。
妊婦、妊娠予定のある人は治療にも注意!
トリコモナスの治療にはフラジールという薬がつかわれます。
膣錠と飲み薬がありますが、尿道や膀胱に感染が疑われる場合は飲み薬を選択したほうが良いでしょう。
このフラジールという薬の成分であるメトロニダゾールはお腹の赤ちゃんに影響があるため注意が必要です。
妊娠初期は特に薬の影響が強いので、妊娠を計画している場合は妊娠前に検査しておいたほうが良いと思います。
妊娠中の治療というと満足なことができないんじゃないか、という気がかりがどうしても残ってしまうと思います。
ましてや産道となる膣にトリコモナス原虫がいる、と赤ちゃんにまで感染してしまうんじゃないかと気になります。
病院治療ではそんなことは無く、治療してくださるはずですが妊娠中の治療は何かと不安になりやすいと思います。


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